数年前になるが、歌舞伎町で遊んでいたときの話です。 歌舞伎町には、東京に出てきてすぐくらいから頻繁に行くようになっていたが、ピーク時には歌舞伎町に住んでいるのかと思われ位歌舞伎町に入り浸っていた。女の子がメインと言うわけではなく、そこで働く人間達の雰囲気が好きだった事もある。 それぞれの事情があって、歌舞伎町に来るようになった人達と嘘で固められた過去の話や、現在の話、そして本音部分の未来の話を語るのが好きになっていった。キャバに行って、女の子を席に座らせないで、黒服と飲んだこともある。 そんな中で、とある店で私に惚れた子が現れた。実際には、どうだったから解らないが...。基本的には、今と変わりないが大きく違うのは、悦楽よりも快楽が勝っていて、身体の快楽を求めるよりも、心の快楽を求める気持ちが強かった。そうして、多分自分を含めての人間が嫌いだった。 その子と呼んでいるのも気持ちが悪いので、「みき」と呼ぶことにしましょう。 みきは、大分 M っけがある子だった。頭をぐしゃぐしゃされるのが好きで、よくアフターに付き合って貰った時に、帰り際に抱き寄せて頭をぐしゃぐしゃにしてタクシーに乗せてやるのが日課になっていた。あまり器用な子で無かったので、指名があまり取れないが、毎日出勤していた。私は、別に誰かを占有したくて行っているのではなく、ただ飲み相手が欲しかったのと、女の子との会話を楽しみたかったから通っていた。そういう意味では、みきは最適だった出しゃばらないし、私が他の子と話をしていても邪魔に入る事は無かった。また、他の客からも指名が入る事が少ないので、殆ど二人でカウンターで飲むことが出来る。
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